会員会社ニュース 2017年

7月13日号

世界6位のコンテナ船統合会社設立
商船三井・日本郵船・川崎汽船

商船三井(池田潤一郎社長)、日本郵船、川崎汽船の海運大手3社は7月10日、定期コンテナ船事業の統合における新会社設立記者会見を開催した。社名を「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス・ホールディングス梶v(ONE)とし、今年7月7日日付で設立、来年4月1日からサービスを開始する。

持株会社を東京に、事業会社をシンガポールに置き、90カ国以上でサービスを展開する。3社合計の船隊規模は20フィートコンテナ換算で144万個、世界シェアは約7%で6位。従業員規模は3社の海外現地法人などを含めて約1万人。3社で約3,000億円を出資し、出資比率は日本郵船が38%、商船三井と川崎汽船が31%。統合によるコスト削減・相乗効果は1,100億円としている。

持株会社のONEには社長は置かず、取締役は3社から2名ずつ就く。商船三井からは代表取締役会長に田邊昌宏司副社長、取締役に小野晃彦専務執行役員がそれぞれ兼務で就任した。

  • 川崎汽船・村上社長、商船三井・池田社長、ONE・ニクソンCEO、日本郵船・内藤社長

    (左から)川崎汽船・村上社長、商船三井・池田社長、
    ONE・ニクソンCEO、日本郵船・内藤社長

銀座で無印良品の旗艦店
三井不動産が開発企画

三井不動産(菰田正信社長)と読売新聞東京本社は東京・銀座にホテルを備えた商業施設を建設する。テナントには生活雑貨の「無印良品」で知られる良品計画が旗艦店を出店。上層階は無印良品の家具や雑貨を揃えた日本初の「MUJIホテル」とする。2019年春のオープンを目指す。

建物は地上10階、地下3階。従前は東京電力銀座支社があった場所で、2013年に読売新聞が取得。開発事業を受託した三井不動産が総合企画やテナント誘致を担い、竣工後は建物の管理・運営、転貸を行う。

地下1階から6階は無印良品の旗艦店、6階の一部から10階はホテル。良品計画がコンセプトを担当し、内装デザインを監修。客室には無印良品の家具や雑貨、アメニティグッズを展開する。ホテルの運営会社は小田急グループのUDS。

  • 完成予想図

    完成予想図

地震時の建物損傷計測システム
三井住友建設が開発・検証実験実施

三井住友建設(新井英雄社長)は、地震時に建物の損傷を即時に把握する建物変位計測システムを開発し、実用化に向けた震動検証実験を、国立研究開発法人防災科学技術研究所と共同で行った。

同システムは、床上に設置したカメラで天井に設置した光源ターゲットの軌跡を撮影する装置で、地震発生時に建物の揺れ幅の自動計測を開始して建物の損傷程度を推定し、変形の大きさにより損傷レベルを4段階で判定するもの。

実験では、試験体として世界最大規模となる、一般的な10階建て集合住宅を想定した高さ27.6mの鉄筋コンクリート造の架構を試験体として用い、システムが地震レベルに対する損傷程度と被災後の建物の安全性との関係を評価できることを検証、実用化に向けた結果を得た。

同社では、検証結果を踏まえて本店と全国の支店に装置を設置し、地震発生地域の建物の損傷状態を遠隔で相互に把握する運用システムを構築した。同システムの導入により、地震発生後のBCPの遂行の判断が迅速に行えるようになる。