会員会社ニュース 2017年

5月18日号

神津島沖で波力発電の実証実験開始
三井造船が日本初の機械式装置を設置

三井造船(田中孝雄社長)は、東京・伊豆七島の一つ神津島北側の黒根沖800m、水深32mの外洋に、日本で初めて「機械式波力発電装置」を設置し、波力発電の実証試験を開始した。4月17日に設置工事を終え、同日に発電を開始し安定した発電を継続しており、実証試験は、新たな運転制御方法の効果、荒天時の耐久性の確認など種々の実証項目を確認し、今年の夏頃まで実施する予定。

同プロジェクトは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究。全体のとりまとめを三井造船、現地施工は五洋建設、海洋観測・シミュレーションは東京大学が行う。

発電装置は、波によるフロートの上下運動を機械的に回転運動に変換して、発電機で発電を行う。三井造船が造波装置で培ってきた制御技術を用い、発電機をモータとして使って装置を励振させることで、より大きな発電量を得る仕組み。欧米に比べて比較的波エネルギーが小さい日本近海での発電効率の上昇と、豊富な漁場との共存を考慮した設置面積の最小化を取り入れている。

  • 神津島沖に設置された機械式波力発電装置

    神津島沖に設置された機械式波力発電装置

ロンドンマラソンでパラアスリートが優勝
三井住友海上・道下美里選手

「ロンドンマラソン兼2017 World Para Athleticsマラソンワールドカップ」が4月23日、ロンドンで開催され、三井住友海上(原典之社長)から3名の選手が出場し、視覚障がい者マラソンの道下美里選手が3時間0分50秒のタイムで優勝した。男子の米岡聡選手は6位、熊谷豊選手は10位の好成績を収めた。

道下選手は2016年度入社、ベストタイムの2時間59分21秒は日本記録。昨年のリオデジャネイロパラリンピックでは銀メダルを獲得した。

  • 優勝を果たした道下美里選手

    優勝を果たした道下美里選手(右、写真:アフロスポーツ)

住戸階で生活しながら免震改修工事
三井住友建設が横浜市で施工

三井住友建設(新井英雄社長)は、神奈川県住宅供給公社が開発した若葉台団地(横浜市旭区)内の賃貸住宅で免震改修工事を実施した。

同建物は同社の施工により1983年に竣工したが、旧耐震基準で設計されているため、耐震改修の必要性が求められており、かつ1・2階が事務所と店舗、3階から上層階が住宅という複合用途の建築物であることから、店舗の継続営業と住戸階での住まいながらの施工が最大限可能な改修構法で行う必要があった。

このため同社では、公社による企業開発提案制度に対し、それらの条件を満たし、かつ優れた耐震性能を有する改修工事と、免震改修階となった3階部分を改修前と同じ住戸用途に復旧させる方法を提案。免震装置と減衰装置を併用配置するハイブリッド型のハイレトロ構法を採用し、1・2階には耐震壁と耐震ブレースの増設を行って免震の下部となる構造として耐震補強を行った。