会員会社ニュース 2017年

4月6日号

商船三井が世界最大コンテナ船竣工
6隻の1番船・2万個積載

商船三井(池田潤一郎社長)はこのほど、世界最大のコンテナ船を韓国・サムスン重工業で竣工させた。計画中の全6隻のうちの1番船で、最新の環境負荷低減技術を導入。大型化による運航効率や燃費の向上を実現し、コスト削減を図る。2番船以降も5月から順次、竣工を迎える。

同社は2015年に1,000億円規模のコンテナ船整備計画を発表。今回、竣工した一番船は長さ400m、幅58m。長辺が20フィートのコンテナを2万個積むことができる「2万TEU型コンテナ船」で、世界最大とされるコンテナ船の積載数を上回る。

また、CO₂ 排出量は従来と比較してコンテナ1個あたり、約3割を削減。低摩擦船体塗装、高効率プロペラ、船型最適化など、最新の環境負荷低減技術を取り入れた。将来の排出規制強化を見据え、LNG燃料への換装対応も可能。

  • MOL Triumph

    世界最大のコンテナ船「MOL Triumph」

三井造船が持株会社体制へ
2018年4月1日に移行予定

三井造船(田中孝雄社長)は持株会社体制に移行する。3月30日の取締役会で移行準備の開始を決議。5月の取締役会、6月の定時株主総会による決議、関係官庁の許認可などを経て、来年4月1日に移行する予定。

移行は、三井造船を分割会社とする会社分割の方式で「船舶事業」、「機械事業」、「エンジニアリング事業」を完全子会社とし、三井造船は各事業子会社の持株会社として引き続き上場を維持する予定。

経営基盤及びグループ経営の深化を進めるため、各事業を分社化して持株会社に移行し、各事業会社に権限と責任を移譲して戦略立案や実行のスピードアップ、柔軟な戦略変更などによる企業価値の向上を図るほか、持株会社による連携体制の強化やグループ全体の経営計画策定といったグループ全体の価値向上に取り組む。

産業用純水素燃料電池システム
SMFLがトクヤマに日本初のリース導入

三井住友ファイナンス&リース(川村嘉則社長、SMFL)は、トクヤマ向けの産業用純水素燃料電池システムのリースに取り組む。同システムへのリース方式による導入は日本初。

純水素燃料電池システムは、水素と酸素を利用して水の電気分解と逆の化学反応によって発電するシステムで、CO₂ を排出せず、高効率での発電が可能。

対象設備は東芝燃料電池システム社製固体高分子形燃料電池システムで、出力100kw。トクヤマグループが運営するスイミングプールに設置された。同設備により、プールの照明やポンプの動力など、施設で使用する電力の大部分を賄える。また、発電過程で生じた温水は、シャワーの水を温めるボイラーの予熱として使用される。

SMFLは、水素ステーションや貯蔵設備、供給設備など水素関連設備のリースを業界に先駆けて取り組むことで普及をサポートしており、今後も水素活用の推進に貢献していく考え。