三井ゴールデン・グラブ野球教室

三井ゴールデン・グラブ賞

第15回 町田教室(東京)

講師インタビュー

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屋鋪 要(やしき かなめ)氏

この三井ゴールデン・グラブ野球教室は守備に特化した、非常に素晴らしいものです。
今日いらっしゃる皆さんは、ほとんどが経験者だと思います。経験者の方は、例えば子どもが内野ゴロを捕れなかった時に「身体で止めろ!」と言ったりすることもあるでしょう。私の世代は精神論で野球をやっている部分が多く、「身体で止めろ!」とよく言われました。ですが、「身体で止めろ」は技術論ではありません。
エラーには原因があります。イレギュラーしたとか、バウンドに合わせる動きが悪かったとか、グローブの位置が悪かったとか。そうしたことを教えるのが、指導者の役目です。
守備の話ではありませんが、私はプロに入ってからスイッチヒッターに転向して、「叩きつけろ」と言われました。叩きつけて、かつショートの深いところに打て、と。ヒットを足で稼げということです。でも、左打者のインコースに入ってくるスライダーを、叩きつけてショート方向には打てませんよ(笑)。しかし、未だに少数だとは思いますが、そういう理に適ってないことを言う指導者はいるんです。
参加者の皆さんは子どもたちに野球を教えるという立場な以上、正しい指導をしなければいけません。今日の講師は、自分で言うのもなんですが選りすぐりのメンバーです(笑)。普段の疑問を解消しますので、どんどん疑問をぶつけてきてください。かと言って、難しいことを答えるわけではありません。どうすれば野球が簡単にできるか、よりスムーズにできるか、そういうことを答えていきたいと思います。持ち帰れるよう、勉強していってください。

写真:屋鋪 要(やしき かなめ)氏
宮本 慎也(みやもと しんや)氏
写真:宮本 慎也(みやもと しんや)氏

少年野球教室にはよく行きますが、指導者向けの野球教室というのはあまりなく、この三井ゴールデン・グラブ野球教室は貴重な機会です。
正しい知識を子どもたちに伝えるためにも、皆さんの力は非常に大きいものだと思っています。少子化もあり、野球少年も減っている中、このままでは野球のレベルがどんどん下がっていく可能性もあります。
今日は私たちが皆さんに正しい知識を伝えました。それを子どもたちに伝えて、レベルアップはもちろん、野球人口増加のために、近所の子どもたちを誘ってチームに入れて、野球界を活性化させていただければと思います。

受講者の感想

芳元 裕之さん(ライオンズ)

元プロ野球選手に教えていただくのは初めてでしたが、非常に楽しく学ぶことができました。
宮本さんの足さばきが非常に滑らかで、子どもたちに教えたいと思いました。宮本さんや屋鋪さんからノックを受けて捕るプログラムがありましたが、逆に、我々側から打って、講師の先生たちに捕ってもらうという、実技のお手本も見てみたかったです。
この時期、チームでもケガが多いので、ケガをさせないためのウォーミングアップなどの大切さなど、学んだことを持ち帰り、チームに採り入れていきたいと思います。

写真:芳元 裕之さん(ライオンズ)
佐藤 乃保留さん、橋口 隆志さん(レッドファイヤーズ)

審判講習は受けているのですが、指導者講習は初めてで、しかも元プロ野球選手に教えていただくことができ、有意義な時間を過ごすことができました。
今まで教えていたことが、実は違っていたというのを知ることもできました。屋鋪さんに教わった外野のゴロの捕り方について、自分が習ってきたことと違っていたので、これから子どもたちには正しい知識を教えていきたいと思います。
今日はとても楽しく講習を受けられました。楽しければ、こうした時間はあっという間に過ぎていきます。子どもたちにも楽しく教えられるやり方を教わり、今後に活かしていきたいです。

写真:佐藤 乃保留さん、橋口 隆志さん(レッドファイヤーズ)
北川 忍さん、増田 誠良さん、小池 重徳さん(町田ヴィクトリー)

元プロ野球選手の先生たちに教えてもらうことで、日頃の疑問点が明確になりました。
普段は子どもたちに教えていますが、今回、自分が身をもって体験することで、どこがどう難しいということを体感できたので、とてもいい機会だったと思います。
バッティングではダウンスイングが正解と言われていましたが、宮本さんが仰っていたレベルスイング、アッパースイングの方が正解というお話もあり、俗に言われていることが間違っていることも多いんだなと感じました。
自分は野球経験がなく、勉強しながら教えています。今回は、特に屋鋪さんに教えていただいた「正面にグラブを構える」という基本を間違って覚えていて、正しい意味を理解できたことは収穫でした。
非常に豪華な講師陣で、ボールを捕っていかに早く投げるかといった基本の教え方は非常に参考になりました。屋鋪さんの「一塁ベースは必ず左足で踏む」のは無理だとか、「左足を前にして捕る」といったことに囚われず、状況に応じてまずしっかりと捕ることが大事といったお話が特に印象に残りました。

写真:北川 忍さん、増田 誠良さん、小池 重徳さん(町田ヴィクトリー)

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