三井ゴールデン・グラブ野球教室

三井ゴールデン・グラブ賞

第11回 千葉教室(千葉)

講師インタビュー

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里崎 智也(さとざき ともや)氏

子ども向けの野球教室の場合、ふれあいが目的であったり、その場限りで継続性が薄いことも多々あります。そうした場も必要だと思いますが、今日のように指導者に向けた野球教室では、子どもたちと一番接点がある指導者の方に、正しい技術論や新しい方法論といった情報を共有できることで、さらに子どもたちの成長を促してあげることができる。非常に意義のある取り組みだと思います。

野球は得点を取ることを重視する方も多いですが、1点を取ることは非常に大変で、1点を失うことは簡単。0点に抑えれば負けないわけで、守備の重要性はそこにあります。そうした重要性を、私たち三井ゴールデン・グラブ賞を受賞したプロが伝え、広めていけることはとても大きく、守備の意義や意識がより高められる素晴らしい機会ですね。こうした機会を通じ、指導者の方たちとともに、野球界、そして子どもたちのために、一緒に頑張っていきたいと思います。

指導者の方たちには、基本に忠実であることはもちろん大切なのですが、型にはめるような指導をするのではなく、子どもの個性やオリジナリティを潰さないようにしてもらいたいですね。短所を補っていくことも必要ですが、それよりも長所を伸ばし、成長を手助けしていくような指導をしてほしいと思っています。今日は質問が多く、指導者の方たちの熱意を感じました。この熱意が、子どもたちの成長に繋がっていくと期待しています。

守備の時には、扇の要である捕手には野手すべての目が向いているから、絶対にミスは許されない。ひとつのミスで試合全体を壊してしまうことにもなりかねないポジションです。練習の時から、ミスをしないようにという意識を持ってプレーしていました。

三井ゴールデン・グラブ賞は、一番欲しかった賞と言っても過言ではないくらい。受賞したとき、私はバッティングに期待されて入団したという部分が大きかったので、守備が売りではなかったのに、守備を評価してもらえるまでに自分の能力が上がったということは、とても嬉しかったですね。黄金のグラブは、実家と自宅にひとつずつ飾ってあります。あのグラブを眺めていると、守備で頂点に立ったという証ですから、自信になりますし、誇りに思います。

写真:里崎 智也(さとざき ともや)氏

受講者の感想

伊藤 和洋さん(朝日ヶ丘ルーキーズ)

最高でした! 三井ゴールデン・グラブを受賞した方々に教えてもらうことができ、とても嬉しいです。質問にも丁寧に答えてくれたり、空いた時間に話しかけても気さくに応えてくれたりと、講師の方との距離が近かったことも、とても良かったと思います。他の指導者講習に参加したこともありますが、体を動かして実践できるということはあまりないので、そういった点でも楽しめました。
最初の講義の部分では、自分の知識が裏付けられたと感じたことが収穫です。また技術的な指導についても、やはり元プロの名手が話せば説得力が違います。今後、指導者同士で話すときに、「里崎さんがこう言っていた」というように、説得力を持って話せますね。
今日は心構えも含め、ここだけは外せないポイントという部分を聞けました。子どもへの指導はもちろん、指導者がこれからも勉強する、良いきっかけになったと思います。

写真:伊藤 和洋さん
柳澤 和也さん(都賀ジャガーズ)

実際に体を動かしながら基本や正しい動きを教えてもらえることは、自分が理解して子どもに教えられるので、とてもためになりました。野球経験がないので、動きが身についている経験者とは違い、考えて教えられるようになるという意味では、非常に勉強になりました。
特に印象に残っているのは、宮本さんの「グラブを1回地面につけてから上げる」という動き。言葉では知っていても、自分ができていなかったと実感しましたし、実際にやってみると、しっかり捕球できるということが感覚的にわかりました。自分の子どもが小学校1年生なのですが、なかなか伝えきれていないと感じていたことを、これから教えていけたらと思います。また、私たち指導者は子どもたちそれぞれの個性を見て、その子に合った捕り方や投げ方などを教えていなければならないと改めて感じました。今日の経験を活かし、色々な子に合わせる指導をしていきたいと思います。

写真:柳澤 和也さん
宮田 健男さん(鬼越鬼高メッツ)

まず何よりも、講師陣が豪華! そして、その豪華講師陣が、我々が子どもにわかりやすく指導できるような方法を教えてくれることに感激しました。単なるイベントではなく、子どもたちに間違ったことを教えないように、しっかり学んでほしいという意思を感じました。
特に印象に残っているのは、「両手で捕る」という指導について、それが絶対ではないと再確認したこと。理屈では片手で捕っていいということがわかっていても、いざ自分で実践となると緊張もあって両手で捕りにいってしまい、講師の方に注意を受けました。シチュエーションによって両手、片手で使い分ける区別もきちんと教えていただき、大変参考になりました。
我々の世代は、昔ながらの根性や気合いの精神論を経験してきていますが、そういった時代の誤った指導や誤解を正して、現代的な、科学的な根拠や裏付けがある話を伺えたので、とても勉強になりました。

写真:宮田 健男さん
上田 裕規さん、立花 正則さん(戸田南サンダース)

元プロ野球選手の方に指導していただくのは初めてのことで、大変ためになりました。今日聞いたことをチームに持ち帰って、少しでもチームが強くなればと思います。子どもたちを将来のプロ野球選手にしてあげたいという気持ちを持って指導しているので、この野球教室は非常に有意義だと思いますし、またこうした機会があればぜひ参加したいです。
以前から、子どもたちにはキャッチボールの大切さを伝えてきましたが、講師の方々からも「キャッチボールができないと野球が上手くならない」ということを直接聞けたので、さっそく明日の練習から、「プロもキャッチボールを大切にしている。だから君たちもキャッチボールからしっかりやろう」と話したいですね。(上田さん・写真上)
今まで野球をやってきて固定観念もありましたが、プロの方に基本のお話を一から聞くことができて、自分自身のレベルアップにもつながりそうです。子どもたちにも今日学んだことを話し、より野球の楽しさを伝えていきたいと思います。私自身は外野手なので、屋鋪先生のお話が一番面白く、心に残りました。(立花さん・写真下)

写真:上田 裕規さん写真:立花 正則さん

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