三井ゴールデン・グラブ野球教室

三井ゴールデン・グラブ賞

第8回 呉教室(広島)

講師インタビュー

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北別府 学(きたべっぷ まなぶ)氏

通常子ども対象の野球教室で指導しても、教えられるのはせいぜい一人に数分程度。しかも、たいていはメモもとらないからすぐ忘れます。だから子どもに教えることも大事ですが、普段子どもに接する指導者が正しい知識や指導方法で教えることがより重要。また野球経験者ではない人が指導をするケースも多く、指導者の方たちが野球を理解していないと子どもたちに間違いを教えてしまいます。そういう意味でも、この三井ゴールデン・グラブ野球教室は野球の発展のために非常に有意義です。今日の参加者の皆さんは真剣にメモをとったり、熱心に聞いてくれていました。今日学んだことを、これからの指導で役立たせてくれると思います。

指導者の方は悩みや疑問を持っているはずですから、こういう場では積極的に尋ねてもらいたいですね。我々は解決法を知っていますから、どんどん質問して、多くのことを学んで帰ってもらいたい。指導者が野球に詳しくなればなるほど、子どもたちも向上するし、故障も減ります。子どもは原石。磨く人がきちんと磨いてあげればダイヤモンドにもなりますが、間違った磨き方では光るものも光らなくなってしまいます。私も、いい指導者に出会えたからプロ野球選手になれました。しっかり野球を知って、正しい野球を教えていってほしいと思います。

指導者の皆さんにとって大事なことは、しっかり勉強して、引き出しを多く持っておくことだと思います。子どもには向き不向きもあるし、伸び悩む子もいる。そうした時に対応できるよう、知識を蓄えてください。それと情熱ですね。時には厳しいことも言わなければならないこともあるでしょう。でも、指導者が情熱を失ったらおしまいです。

野球に限らず、子どもはスポーツをやることによって挨拶ができるようになるし、声が出せるようになります。人間作りのためにもスポーツはやるべきでしょう。また、親の言うことは聞かなくても指導者の言うことは聞くという子も多いので、指導者の方には、出来ればそういうところも見ていってほしいと思います。

三井ゴールデン・グラブ賞は、一度はもらってみたい賞だと思っていました。タイトルは自分が頑張れば勝ち取れますが、これは人に選ばれる賞ですから、受賞したときはやっと認めてもらえたという想いでうれしかったですね。この賞を目標にしている選手や、励みにしている選手もいるので、野球教室ともども、今後も続けていってほしいと思います。

写真:北別府 学 氏

受講者の感想

上村 和徳さん(阿賀中学校)

今日は基本の大切さを改めて感じました。同じ基本を伝えるにも、三井ゴールデン・グラブ賞受賞者のお話は説得力が違います。特に水上さんの指導はシンプルな内容でしたがわかりやすく、自分の中にすっと入ってきました。ああいう教え方ができれば、子どもたちにも伝わるなと思います。今後も子どもたちに教えていく使命感が湧いてきました。

写真:上村 和徳 さん
吉本 勝さん、出来 真さん(長浜ジュニアスポーツ少年団)

講師の先生たちにわかりやすく教えていただき、基本から連携などの実践的な内容もあって、役に立つ指導でした。北別府さんが、「子どもはすぐ忘れてしまう」とおっしゃっていましたが、自分も忘れてしまわないよう、今日はしっかりメモをとりました。この内容を活かして、これから子ども達に正しい知識や基本の大切さを伝えていこうと思います。

写真:吉本 勝さん、出来 真さん
前川 広樹さん、江美さん(大野シニアベースボールクラブ)

私も元々"守備の人"だったので、今日はとても楽しかったです。指導をしていると、昔の間違った知識で言ってくる外野の声もあるのですが、今日の内容を聞いて自分の勉強したことが正しいと改めてわかりました。指導者にとって、とても有意義な企画だと思います。(広樹さん)
あまり野球に詳しくない自分にもわかるような丁寧な指導だったので、とても良かったです。(江美さん)

写真:前川 広樹さん、江美さん

生きる。活かす。いっしょに。三井ヒューマンプロジェクト